七曲りから備前♡日生大橋へ
目隠しフェンスが無事に完成したので、鈍りきった身体に鞭を入れるため、久々のロングライドに挑戦です。
今回のロングライドの目的は、岡山県備前市にある備前♡日生大橋(♡も正式名称です)を渡ること。距離を稼ぐのとサイクリングスポットの紹介も兼ねて、はりまシーサイドロードを経由します。
季節はすっかり冬なので、外がある程度暖かくなるまで二度寝。(後にこれが命取りとなります)ウインドブレーカーやネックウォーマーなどの防寒対策をバッチリ行って、いざ出発だ!
自宅〜道の駅みつまで
兵庫県たつの市の自宅を出発し、まずは揖保川沿いに南下します。
たつの市役所付近は割と交通量が多いので慎重に行きます。我が町たつの市も高齢化率がアレなので、たまにとんでもない運転をするドライバーに遭遇したりします。常時点滅テールライトは必須装備です。
国道2号線まで南下してきました。相変わらず交通量が半端ないです。路肩も砂利に混じってガラス片や金属片がよく落ちているので、サイクリングにはあまり向かない道路です。道の駅みつに向かうためには、更にここから南下します。
室津漁港到着。
ここら辺は普段からよく走る練習コースなのでもう慣れましたが、途中の御津中学校前の坂は結構キツイです。下りは中学生の横断に気をつけて徐行しましょう。
無事、道の駅みつに到着しました。
土日はロード乗りもよく見かけるんですが、今日は平日のためかチャリは自分ひとりだけ。バイク乗りはいつでもわらわら居ます。
ここから先は相生までコンビニが無いので、多少余裕があってもトイレは済ませておきます。
七曲り〜赤穂まで
チャージ完了したので、再出発。
次は赤穂まで一気に駆け抜けます。
どこからどこまでを七曲りと呼ぶのか、ぶっちゃけ正確なことは知りませんが(検索しても情報出てこないし…)自分的には道の駅みつ〜相生の文化会館前のファミマ辺りまでだと考えています。
コースの特徴としては七曲りという名の通りカーブが多く、直線が短いです。加えてアップダウンも結構激しいので、ガチで走ると中々にしんどいと思います。
しかしながら、私的には七曲りの魅力は、やはり綺麗な景色。
全く同じこのコースを今まで何十回と飽きずに走ってこれた理由は、この景色に癒されるから。仕事なんかで疲弊した精神もここを走り終える頃には完全回復。「よし、明日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。(単に私が海好きなだけかもしれませんが…)
途中、万葉岬というホテルへと向かう道へ寄り道することができますが、ここの坂がとんでもなくキツイので後が長い場合はあまりおすすめしません。(景色は最高に良いので一度は行くべき)未熟な私は行った帰りに自宅到着前に足が売り切れました。
相生に入りました。相生市は中心に入り組んだ湾がある港街で、今回は海岸線に沿って赤穂方面へと向かいます。相生から赤穂への侵入ルートは私の知る限り海岸沿いの坂越ルートと、鷹取峠を超えるルートしか無く、鷹取峠ルートは交通量が半端なく多い混雑する峠道なので、私的には坂越ルートをおすすめします。
坂越ルートは車通りが極端に少ないのは良いんですが、その分道が狭いです。途中、待避所のあるトンネルが二箇所ありますが、多分結構レアなやつです。
二つの細いトンネルの間に IHIの造船所を上から見下ろせる橋があります。普段中々御目に掛かることのできない光景なので、初見だと結構面白いと思います。
しかしながら、坂越ルートの醍醐味はなんといっても相生発電所です。巨大な煙突をほぼ真下から眺めることのできるポイントがあるんですが、スケールのデカさにビビること請け合いです。煙突周りの複雑な構造も工場萌えの感性があれば十分楽しめます。
相生発電所を抜けると坂越湾へと入ります。が、その手前にえぐい下り坂があるので注意。急ブレーキを掛けてしまうと後輪が浮くレベルなので、ゆっくり下りましょう。
坂越湾には記事の一番上にも写真を載せている謎の島があります。一見無人島っぽいんですが立派な家みたいなのが一軒だけある不思議な島です。今回記事を書くにあたり調べてみると、大避神社御旅所という、一般には立ち入り不可のかなり神聖な神社らしいです。そんな神秘的なやつがこんな近くにあるなんて…。車と違ってゆっくり景色を見ながら走れるチャリは、土地への興味を刺激してくれます。
尾崎の坂を下れば赤穂市街地に入ります。
余談ですが、赤穂市は水道料金が全国で一番安いらしく、その理由は市街地が密集しているため水道管などの維持コストが他の市町村に比べて低いからだそうです。
13時、赤穂海浜公園前のファミマにて遅めの昼食。
脳内シミュレーションでは12時ごろにここに辿り着く予定でしたが、何故か一時間以上も押しての到着となりました。…道中写真を撮るために立ち止まりすぎたか?(完全に二度寝が原因です)
赤穂〜備前♡日生大橋へ
いつも赤穂へ走りに来る時はこの赤穂海浜大橋で折れて千種川を北上、上郡方面へ脱出します。なので、ここを直進した先は完全に未体験ゾーンでした。
時間が押している都合上あまり写真を撮らなかったのですが、ここから250号の新田交差点までは工場地帯という土地柄大型車の交通がとても多く、走っていてとても神経を使う道でした。
しばらくは平坦が続きのほほんサイクリングを楽しんでいましたが、ヤツは急にやってきました。そう、坂です!
JR赤穂線の天和という駅を過ぎた辺りから一気に来ました。
二つ目の坂で岡山県へ突入し感激したのも束の間、下りでトラックからの幅寄せを食らいました。今までも一、二度経験はありましたが下りの最中では初です。殺す気か。チキンな私は暫く手の震えが止まりませんでした。
県境の峠を下り、しばらく海岸沿いに走っているとついにそれらしき橋が見えてきました。
疲れも忘れて一気にスピードアップ。小さな港っぽいところで左折して、橋への上り坂を駆け上がります。
午後2時過ぎ、ついに今回の目的地の備前♡日生大橋に到着しました。
この橋は2015年に開通したばかりの新しい橋で、本州と鹿久居島を結ぶ765メートルのやや長めの橋です。(ウィキ情報)
左側に緑に色分けされた区間があり、多分『自転車はここ通ってね♡』ってことなんでしょうが…すいません、狭いし風強いしコンクリ近いし(ペダルが当たるとエライことになる)怖すぎです。結局車通りが少なかった(と言うかほぼゼロに近い…)ので、車道の端っこを走行しました。
さて、これから鹿久居島を散策してご当地グルメに舌鼓を打ちつつSNS映えしそうな写真をアイポンでいっぱい撮るぞー!
…と言いたいところですが、残念ながらお時間です。
今から最短最速で帰ったとしても多分5時前。夕飯前に帰って今年で3歳になるボーイと遊ばなければなりません。
あぁ、あと一時間…すやすやと二度寝してしまったあの一時間があれば鹿久居島をちょっとは探索できたはずなのに…。
次回予告、次は DIY編。
無謀にもダイニングテーブル作りに挑戦してみたいと思います!